年末のご挨拶 ~江原 貴義~

Published on 2021/12/30

早いもので今年も年末のご挨拶をする季節になりました。

どーも eba-chanです。

昨年からのコロナ禍で今年もあっと言う間の1年と言うか

特に何もないよ。。って方も多いと思います。

ボク自身も目の前の課題に一所懸命で、気付けば1年が終わってしまった。。

そんな1年。。ですが、俯瞰で見るとなかなか出来ない経験の数々。

経験は財産です。

経験を基に、創り出される知恵。

今後に生かせる知恵こそが1番の収穫だったと思います。

コロナ禍で世界的な経済不況。様々な業界が新しい道を模索する中

アパレル業界と言えば。。大きな流れの変化も意識の変化もあまりないまま。。

SDGsと言う言葉がひたすら一人歩きするような状況。

様々な角度からのSDGsを捉える必要があると思います。

ボクのバイイングのコンセプトのひとつでもある、”良いモノを永く”。

よく聞く言葉ですが、ボクの中では、経験を積んだデザイナーと職人が想いを込めて作った洋服。

それをお客さまの感性に響く、売り場作りと空間演出。そして接客。

永く着て頂ける事での”モノへの愛着”から”人への愛着”。

そこが1番伝えたい部分です。

服を大切にすれば洗濯も自分でやるようになるし、洗濯方法にも興味が出る。

洗剤って環境にどういう影響を与えるのか。

そして家事も出来るようになり、夫婦の時間が作れる。

妻とイチャつける。

人への愛着が沸けば、まずは自分を大切に出来る。

自分を大切にする方法が分かれば、相手も大切に出来る。

車も家族同然に大切に扱う。洗車もする。

モノに囲まれて生きている訳でモノを作るのには資源があって

限られた資源も限界がある。

永く使う事もSDGsに繋がる行為だと思ってます。

次に、再生ですね。

年間100万トンの洋服が捨てられています。

ピンときませんね。

数で言うと33億着。これだけの数が捨てられているそうです。

この捨てられるモノも資源です。

それを再生させる動きやpatagoniaなんかでは漁で使う切れた網などから糸を再生しています。

再生は大きな企業さまに頑張って貰って、まずはボクらで出来る事。

こんな想いでいればもっと地球に負荷は掛けずに済むと思うんですけどね。

色んな想いが交錯して、殺伐としたここ数年です。

生きていく為に仕事は大切ですが、やはり命は何事にも代えがたいですね。

7月に息子が誕生しました。

新生児と接するのは初めての事で、試行錯誤してもなかなかうまく行かなかったりと

振り回されましたが、ホントにカワイイです。カワイイという言葉の枠には収まりません。

この子たちがこれから生きていく地球。

ボクらには守る義務がありますよね。

そして何よりも命の大切さに気付かされました。

この年になると、友人の親族の不幸などに参列する機会も増え

今まで経験することの無かった想いも湧き出てきました。

今、必死に命と向き合っている仲間がいます。

毎日、そいつの事を思い出す事ぐらいしかできませんが奇跡を信じてます。

今年は俯瞰で見る力と多少の心のゆとりを手に入れました。

本当に大切なモノやコトはそこまで多く存在しません。

この年齢でそれが分かったのも収穫です。

それを踏まえ、次の10年。。

苦労した分、楽しみしかありません。

来年から徐々にカタチにして行きます。

最後に、コロナ禍で不況の中、変わらずご来店くださったお客様。

オンラインストアでいつも購入してくださるお客様。

文章のやり取りだけですが、いつもお顔を想像してます。笑

いつかお会いして、自分の声でお礼も言いたいっす。

皆様のお蔭で今年も年末を迎えられました。

今年も感謝です。そして今年も楽しかったです。

ありがとうございました。

それでは、良いお年を。。

eba-chan