みなさん、こんにちは。
川田です。
空梅雨のようで、例年より確実に暑いで
すが、ちゃんと水分補給してますか?
私は相変わらずお店の営業とお袋の介護
と群馬、新潟の農作業と慌ただしく毎日
すごしております。
6月初旬は榛名室田の石井農園さんの梅の
収穫のお手伝い、
6月中旬は塩沢水田の「溝切り」にいって
まいりました。

梅ですが、本当に知りませんでした。
梅の収穫は梅を傷つけないために1粒1粒
手で収穫するんですね。
梅に傷がついていたり、大きさも確認し
ながら1粒1粒、手で摘み取っていくんです。
大変なご苦労だと思います。
56年も生きてきて、今まで気にも止めて
いなかったことを知れることが、今の私に
とってはとても大事な事と感じています。
死ぬまで気にも止めなかっただろうことを
この歳で知れることが喜びだったりします。
スーパーで売られている梅干しも今まで
よりも愛おしく感じてしまうオジサンです。

溝切りとは、水田の水を排水するために
稲の間に約30CMの溝を掘る作業です。
気温が急激に上がると水田の水温が上が
る為に根腐れするリスクを減らす為と、
排水によって水田の表面の水分が無くす
ことで、稲がより水田の深い部分にある
水分を吸収しようとし、根が深く生えて
いくのです、根が深くまで育つことで
風に強く、さらに栄養を吸収し、美味しい
お米ができるそうです。
師匠は溝切り機で水田を運転ですが、
私は膝まで田んぼに浸かって、しっかり
と排水できるように機械で切った溝を
クワを使って手作業で整えていきます。
ズボっと水田に足がハマると笑って
しまうくらい、足が抜けません。
楽勝!!と思っていた溝切り作業も
結果的には汗だくの疲労困憊。。

今は溝切りの手間に対しての米価低下
為に溝切り作業を行う米農家さんは
少なくなってきているそうです。
師匠も「自己満足の為だよ」と笑って
いましたが、
一見して無駄と思われる事に実は大事な
事や真理があったりすると信仰している私
には、自分に正直に真摯に米作りしている
師匠はほんとかっこいいと思うし、
そんな師匠の作るお米を食べれることに
心から感謝しています。
コスパ、タイパって日本語が大嫌いなんで、
今回の塩沢農作業も天気良く!
日焼けして、汗をかき、アクエリアス
スパークリングを飲みまくりましたが、
身体の疲労感に対し、
心の栄養満タン状態で、元気なオジサンが
広大な水田でひとり笑顔で農作業しています。
ローラさんなら、ばえるんでしょうね。
今回は作業が順調に進んで時間が出来た
ので、念願の山菜とり、わらびを取りに連れ
ていってもらえました。
場所は極秘です。笑

重曹でアク抜きして、わらびご飯とごま油の
炒め物と納豆わらびヘギそばにして、
お袋親父と一緒にランチとしました。
旬のものを食せる喜びは格別です。

生きるために食べよ、
食べるために生きるな。
食べること 生きること。
ほんと、そうだなぁと実感しながら毎日を
一生懸命、生きています。
では、また。